ちとふなで GO! 世田谷区千歳船橋

立川真司さんと山口ともかさん

小田急線千歳船橋駅前の広場では千歳船橋商店街のイベントをやっていました。先月11月の第二日曜日は北海道物産展で知床昆布の屋台や北方四島返還の署名を集めているブースが出店していました。

千歳船橋駅は知床旅情の作詞と歌で有名な森繁久弥さんが住んでいたのでそのご縁での恒例のイベントのようです。

今日はクリスマスシーズンにちなんで商店街のお店が出店してホットワインやソーセージ、ワッフル、居酒屋さんの肉豆腐を販売しています。

千歳船橋商店街のイベントで感心なのはその質の高さです。今日の出演者さんは乗り物声帯模写の立川真司さん(埼玉県所沢市小手指)と現役音楽講師モノマネ芸人の山口ともかさん(埼玉県三郷市)です(写真)。

特に立川さんの小田急線の構内アナウンスネタは地元のお父さんたちには大うけです。貨物列車の通過、ジェット機の離陸音、新幹線の電子ベルなどかなりマニアックな内容でしたが驚異的な名人芸でした。所沢の小手指に住んでらっしゃることから秩父鉄道、西武線などのイベントにも引っ張りだこです。

三郷市から出演の山口ともかさんは埼玉県飯能市の私立高校の現役音楽講師でタレントさんです。ステージ前には50人ほどの観客がいましたが彼女の名前を知っているひとは6人でした。でもネタは子連れのおとうさん、おかあさん世代に合わせた榊原郁恵ネタと、子供たちにも合わせたディズニーネタでバランスよく盛り上げていました!

 

 

 

荒川区 諏訪台通り

201611_suwadai日暮里駅と西日暮里の駅の西側にある高台は諏訪神社があることから諏訪台とよばれています。尾根道の諏訪台通りにそって神社やお寺が並びます。諏訪神社は谷中、日暮里の総鎮守です。この日は七五三の着物姿の家族が数組お参りしていました。

諏訪台にある富士見坂は最近まで富士山が見える都内でも数少ない住宅街の坂の一つでしたが、ビルが建ってしまったので今では見ることができません。

そんな尾根道を西日暮里から谷中に向かって歩いてい見つけたのが、昭和の香りする朽ちたアパートです。なぜか気になったのでスケッチしました。

ボールペン1本で下町の木造家屋を精密にスケッチすることで知られる酒井不二雄(故人)さんは、現場に何日も通い作品を仕上げることで空気感が伝えられるといっています。

何日も通って作品を仕上げることはできませんが、30分ぐらいのスケッチは、わずかな時間ですが自分だけの風景を独り占めできる楽しみです。夢中で描いているとあっという間に時間が過ぎてしまします。

千葉県鴨川市太海

img_1551千葉県鴨川市太海(ふとみ)は、今では高齢者ばかりの漁村ですが、大正から昭和の洋画家安井曾太郎が「風景画を志すならば、太海にゆきなさい」といったことから洋画家たちが足ししげく通った漁村です。小学校4年生のとき1年だけ住んでいましたが、そんなことまったく知りませんでした。

豊穣の海のことを「太海」というのだそうで、旧正月には浜辺でどんど焼きが行われます。小学校のときこの祭りに参加しました。11月なると神社に小学生と中学生が集まり子供たちだけで祭りの準備がすすめられます。小生もみそっかすとして山でササを刈り取りに行かせられます。学校が終わったあとにササ刈をして浜辺に集めておき、節分の日の前日に浜辺にササをくみ上げて火をつけます。やぐらを組むのと火をつけるのはたしか大人の仕事でした。

節分にあわせてヒイラギとメザシのお飾りも子供たちだけで夜な夜な神社に集まって作ります。節分の前日には村中にこのメザシを刺したヒイラギを500円で売っておこずかいを稼ぎます。稼ぎは駄菓子屋のお菓子に消えてしまいます。今となってはふしぎな思い出です。

歌舞伎座 こびき町広場

木挽町広場
木挽町広場

銀座四丁目の歌舞伎座の地下には不思議な空間が広がっています。朱色の巨大な柱の真ん中に歌舞伎座のおおきな提灯がぶら下がって、たくさんの屋台で華やかです。

芝居の始まる数十分間はひとひとひとで大賑わいです。小さな屋台が所狭しとお祭りの夜店のようにならんでいて老若男女が店をのぞいてひやかしたり、団子を試食したりと楽しそうです。

20171123kabukiza2
あんみつやさんの看板娘

屋台をぶらつくとなにか甘いものを食べたくなります。ソフトクリームにあんみつ屋さんは席が足りなくなるぐらい人気です。ところが、芝居が始まるといままでのにぎやかさはどこえやら。人っ子一人いなくなり、広いこびき町広場は、しんと静まり返ります。静まり返った広場では屋台の合間をぬって後片付けする店員さんが手持無沙汰に掃除をしています。まるで、舞台のどんでん返しを見ているようでちょっと愉快です。

恋人たち

koibito_1少し前に目撃した女の子が積極的なカップルです。男の子袖をつかんだり、肩にさわったりといろいろモーションかけているのですが、男の子はケータイいじったり、後ろに手をまわしたりしてモジモジしています。どうも乙女心がわからぬ様です。女の子のファッションがちょっと大胆です。

koibito_2こちらも女の子のほうからシャツをひっぱたり、彼氏はちょっと人前で照れています。休日の夜の8時過ぎの様子ですからデートの帰りですね♡

赤い傘

20160919今日は敬老の日ですが東京はあいにくの雨。今日の主役は赤い傘。女性はおまけです。都内の商店街はシルバーウイークの3日間は地元の氏神様のお祭りがそこかしこでありました。

床屋さん

201606_Hataraku今日のテーマは床屋さんです。こちらはフルサービスのいつもいっている床屋さんの風景です。待ち時間は漫画を読むか雑誌をめくるかスケッチをするか迷うところです。シャンプーをしてマッサージをしてもらって顔を剃ります。みなさんベテランばかり、ここちよいちょっとノスタルジックなバックに流れる音楽もリラックスできます。居眠りしたりおしゃべりしたりと月に一度のお楽しみです。

2004QBHouse問答無用で待つしかないのがQBハウスのようなカット専門店です。こちらは2004年7月のスケッチです。漫画はないし込んでいるのでスケッチするしか選択肢はありません。おねえさんがカットしています。

スタッフがいつも違い技能もバラバラ、そのうえ目の前のスクリーンにヤフーニュースがだらだら流れていてなんだか落ち着きません。ビジネスモデルとしてはよくできていますが、リラックスする場所ではありませんね。

諏訪大社と御柱とアブラハム

201607下諏訪今年は奇祭諏訪大社の御柱(おんばしら)祭りの年です。こちらのスケッチは今年7月のもので、7年ぶりに下社春宮を参拝しました。下社春宮の御神体はイチイの木です。大きなしめ縄は出雲大社と同じです。オオクニヌシノミコトが出雲のクニを譲って諏訪にたどり着いたのですから当然です。

7年に一度、山から切り出された大木が崖を滑り下り、街の中を大勢の氏子さんたちに引っ張られて巡行する。とにかくどこから人がわいてくるのかと思うぐらいの人出になります。

御柱20160717こちらは下社秋宮の御柱。秋宮のご神体は杉の木です。20メートル近い大木が社の四隅に鎮座します。祭りのたびに亡くなるひとがいるといわれる荒っぽい祭りです。

諏訪湖の南に位置する上社のご神体は守屋(もりや)山(1,654m)というなだらかな山です。この上社の近くに代々上社の神職として奉職してきた守矢(もりや)家がありその敷地に資料館があります。上社では毎年「御頭祭」というシカの首を奉納する祭りがあります。その様子を再現したものが資料館に展示してあります。

柱と生贄と守屋山。モリヤ山、あるいはモリヤの地は旧約聖書でアブラハムがイサクを生贄に捧げた場所の名前です。モリヤはヘブライ語で「主が備えた場所」という意味です。

アブラハムは神の命令に従いイサクを生贄にしようと刃物を振りかざしたとき天使が顕れそれを止めます。アブラハムはイサクの代わりに茂みにいた雄羊を生贄にします。その後バール神に捧げる人身御供の習慣はなくなったといわれています。

つくばで居酒屋

20160710_Tsukubaつくば学園都市はいい天気です。遠くに筑波山を仰ぎ、夏真っ盛りです。取引先のSさんと打ち上げでお店の美女とハイチーズ(昭和の香りのする掛け声です….)。以上!

恋人たちの聖地 江の島

20160626_enoshima7月になると各地で海開き山開きとなり夏本番となります。週末の江の島は恋人たちの聖地となっていました。

参道から一番近い辺津宮(へつみや)にはおしゃれな日本人のカップルに交じって台湾からのカップルや観光客が参拝にきています。台湾の人たちは、柏手がちょっとはずかしそうに小さな音でパチパチと手をあわせるのですぐにわかります。

辺津宮のご祭神はタギツヒメノミコトです。この女神さまは宗像(むなかた)三女神の一人で、航海の安全を守る海の女神です。隣に裸弁財天のお堂があります。こちらも、やたらとなまめかしい弁天様が鎮座しておじさまたちの人気のスポットになっています。

江の島は江戸時代からの観光地です。どうやら、マーケティングの上手な人たちが代々氏子さんたちのなのかにいるのかもしれません。話題作りが上手です。