恋人たちの聖地 江の島

20160626_enoshima7月になると各地で海開き山開きとなり夏本番となります。週末の江の島は恋人たちの聖地となっていました。

参道から一番近い辺津宮(へつみや)にはおしゃれな日本人のカップルに交じって台湾からのカップルや観光客が参拝にきています。台湾の人たちは、柏手がちょっとはずかしそうに小さな音でパチパチと手をあわせるのですぐにわかります。

辺津宮のご祭神はタギツヒメノミコトです。この女神さまは宗像(むなかた)三女神の一人で、航海の安全を守る海の女神です。隣に裸弁財天のお堂があります。こちらも、やたらとなまめかしい弁天様が鎮座しておじさまたちの人気のスポットになっています。

江の島は江戸時代からの観光地です。どうやら、マーケティングの上手な人たちが代々氏子さんたちのなのかにいるのかもしれません。話題作りが上手です。

 

 

居酒屋探訪記 大和市 なお吉

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なお吉の看板娘

小田急線と相鉄のターミナル大和駅から徒歩1分の居酒屋「なお吉」はこの地で20年地元のひとに愛されています。日曜日の夕方はマスターの彼女のお友達や親戚がお客さん。おねんちゃんたちとちびっこがわやわやしている居酒屋は異次元です。

マスター
マスター

大和駅周辺は焼き鳥屋が多く庶民的なお店がたくさんあります。横浜にも町田にも海老名にもアクセスがよくエコノミなーな生活ができるのが大和市なのだとか。先日テレビ朝日の取材で徳光さんと美女が飲みに来たそうです。7月10日(日)15:20-16:30テレビ朝日系で「ゆっくり行こうよ-路線バスで寄り道#38-」で放送予定だそうです。

20160626_aiマスターの彼女で今日は府中競馬で日に焼けすぎてしまったとのこと。

20160626_Maoこちらはお友達の美女二人組です。

20160626_etsumaruこのブログ、日本の秘密を探る目的で始めたのに最近は居酒屋絵日記なってしまってます(^^;)が、いろいろなひとと出会えるのでよしとしましょう!

大変な時代となりました

20160603_Jingu英国の国民投票でEUからの離脱が確定しました。一国の運命がある方向に舵がきられるその瞬間というのがあるのだなと感慨深いものがあります。移民問題などがEU離脱の原因と言われています。

こちらのお三方はイギリス、フランス、ドイツからの若者です。神宮球場で一緒にヤクルトvs.オリックス戦を観戦しました。このときはまさか英国がEUから離脱とはだれも想像していませんでした。

一昨年実施されたスコットランドの住民投票では僅差で残留派が勝利し現状維持のムードがありましたが、また分離独立派の勢いが増しています。スコットランドはフランスとのつながりが強く、ドイツ系のイングランド王室とは常に確執があります。

以前世界遺産のエジンバラ城でスコットランドの三種の神器を見たことがあります。15cから16cにかけてのスコットランド王室の宝物です。王冠、剣、王笏(おうしゃく)の3種です。イングランドと連合王国となる際封印され隠されていたものが19cに人気作家のウオルター・スコット卿により再発見されたと解説がありました。

はじめてイギリスの古都ヨークに行ったときローマ人が作った城壁をそのあと来たバイキングが再利用し、さらにアングロ・サクソン人が侵入し壁を改造して築城した史跡巡りをしたことがあります。石畳の街をぶらぶらしながら異民族の侵略が結構頻繁にあったことに驚かされたものです。

日本と同じ島国といっても欧州大陸とは英仏海峡トンネルでつながっています。大陸で起きた騒乱はすぐブリテン島に伝播します。そういえばドーバー海峡は泳いで渡ることができますが、さすがに玄界灘は泳いでは渡れませんものね。

 

 

 

三ノ輪のディーバ

IMG_1477荒川区南千住の三ノ輪商店街のカラオケスナック優美ン(ゆうみん)の朝倉由美子さんです。浅草で歌の出演があるので練習代わりにお店で歌を披露。先にいた男性のお客さん朝倉さんの歌を目の前で聴けてとっても感激していました。

IMG_1476今日は女性のお客さんが多いようです。左の女性ははるこさんです。久しぶりの訪問に最初はだれかわからなかったようですが、似顔絵を描いたことを伝えると思い出してもらえました。

三ノ輪の商店街、7時を過ぎるとほとんどのお店が閉まってしまいちょっと寂しい限りです。静かな商店街の路地裏にひっそりとある朝倉さんのお店にボチリボチリとお客さんが遊びにきて夜がふけてゆきます。

男たちは中空をみつめています

20160314天七北千住の天七は串揚げ立ち飲み居酒屋。目の前のカウンターのおじさんたちは隣に気を使いながらも無言で盃を挙げています。たぶんなにかきっかけがあったら隣の人とお話をしたいのでしょうけでど、不自然でないようなきっかけがどうもつかめないようです。

左のおじさんは相撲を見ていますが、ひとりで楽しんでいるだけです。視線を合わせないように、でもさびしくなさそうに中空をみつめ、一日の疲れを癒すように黙々とたしなむのがここのお店のマナーのようです。今年3月のスケッチです。

白いブリーフはいたおっさんが抱きついてきます

祖師ヶ谷大蔵のワンコイン劇場の若手芸人さん
祖師ヶ谷大蔵のワンコイン劇場の若手芸人さん

ウルトラマン商店街で有名な祖師ヶ谷大蔵(世田谷区)の駅前でユニホームを着た高校球児が30分500円といいながらチラシを配っています。なにが30分500円かというとお笑いのライブステージだそうです。

下北沢ではよく若手芸人さんのライブをやっていますが、ここは地元の人しか買い物に来ない祖師谷大蔵の商店街です。

もらったチラシを頼りにライブ会場に向かいます。駅から3分ほど商店街を歩き「おかしのまちおか」の対面にある路地裏の指定された場所は普通の民家の玄関です。

引き戸をあけると4畳半ほどの広さに10人分のパイプいすがあり、1畳ほどの空間が舞台のようです。すでに熟年のお姉さまたち2人が先客で座っていました。お客と芸人の距離がめちゃくちゃ近いライブです。

祖師ヶ谷呼び込みお笑い500円ライブ代表は芸人の竹井輝彦さんです。徳島出身で大阪で活動していましたが、半年前から世田谷の祖師谷大蔵でライブ活動をしているそうです。

熟女のお姉さまがたから「テレビに出ているんですか?」との問いに「テレビをいつも家で見てます」ということで、今はまったくメジャーではありませんが松竹芸能所属です。

竹井さんの年は小生と一緒で50歳。2年ほど前大病を患い残りの人生は後人の育成をと始めたのがこのワンコインライブなのだそうです。同世代としてはとても共感する話です。

東京進出の様子を静岡のファンの方がブログにしていました。竹井さんの円熟した漫談と、一生懸命の若手芸人。お客は自分含めて3人。東京のいいところはご近所で名人芸を楽しめるところでしょうか。

今日の写真の説明。右で笑顔をふりまいているのが九州で高校球児だった「タイキ現象」さん。ライブではユニホーム着ていました。真ん中から左は「白いブリーフをはいたオッサン」のネタを披露した二人組です。

代表の竹井さんはライブ終了後すぐに商店街の用事があってか出かけてしまい似顔絵だけの記念撮影となりました。

群馬県下仁田 ジオパークとジオそば

20160522_下仁田群馬県下仁田(しもにた)町はネギとコンニャクが名物ですが、最近では貴重な地質現象を観光資源にする活動「ジオパーク」に熱心です。

下仁田町には中央構造線が走っています。最近は熊本の地震がこの中央構造線上で起きたことから注目されるようになっています。大きな断層、構造線上にはいろいろな鉱物や岩石を身近に観察することができます。箱根や伊豆半島もジオパーク運動に参加していますが、富士山と噴煙のある箱根とくらべて下仁田はちょっと地味です。

廃校になった小学校を改良して町立の自然史資料館があります。町と中央構造線との関係が校舎いっぱいに展示されています。大断層の近くでは河原で拾ってきた石もいろいろな種類があり、それをきちんと分類するだけでも学術的価値はあるのでしょうが….とにかくたくさん並んでいます(^^;)

「~多様な大地の変動から古代人の足音まで~」というのがこの下仁田ジオパークのテーマですが、いろいろな出来事が断片的に展示されているのでガイドさんがいないと資料館の見学、難易度は高くなります。

きょうのスケッチは「道の駅しもにた」でソフトクリームをぱくつく熟年カップルです。定番のネギやコンニャクも販売していますが、「ジオそば」というあやかりネーミングの「そば」があったりして食堂のメニューも難易度がかなり高いです。

 

 

浅草仲見世通りとスカイツリー

20160507_浅草浅草寺の仲見世通りから見上げるスカイツリーは巨大な宇宙船のようです。浅草駅から雷門まではあふれんばかりの参拝者や観光客にぶつからないように手前ばかり見てしまいます。

ところが、仲見世の途中まで来てふと目をあげると巨大なスカイツリーが眼前に迫ります。メカニカルなスカイツリーと神社の屋根のコントラストが愉快です。浅草といえば関東大震災で倒壊した12階建ての凌雲閣(りょううんかく)が有名ですが、平成になってスカイツリーがその代わりになっているかのようです。

ところで、下町のスカイツリーを見上げていると東京タワーと明らかに違う感覚です。思い出しました。この既視感はエッフェル塔をセーヌ川の川岸から見たところと似ているではありませんか!

エッフェル塔を現地で見たとき、あれっ東京タワーよりなんか立派だなと感心したものです。周辺には高い建物もなく象徴的な存在です。東京タワーは丘の上です。スカイツリーは隅田川の流れる下町低地。

丘の上の塔はシンボルというより”電波塔”といった機能性が前面に出てしまいありがたみがありません。韓国ソウルの観光名所の一つソウルタワーも同じで丘の上の電波塔といった風情です。

凌雲閣の最上階からは関八州(関東平野)が見渡せたそうですが、スカイツリーの600m以上の高さは電波塔としての役割と下町の偉大なシンボル、関東平野を見渡せる観光スポットです。

なんなんだこのファッションは!?

20160430_なんなんだ今日は昭和の日です。天気の良い休日ともなると電車の社内はいろんな人が乗車しています。スケッチの男性は目の前を通ったピエロのような服装をした若者を凝視しています。

通り過ぎたピエロみたいな若者を記録しなければとおもったのですが、こちらの苦虫を噛み潰したような男性に俄然興味がわいてしまいました。

なんと険しい顔をしているのでしょう。よっぽど不愉快だったのだなと思っていると、どうもこの男性は普段からこのような顔をしているようです。景色をみても車内を見回すときも、たえずこの表情です。

もし仕事でかれのようなひとと出会ってしまったらちょっとびびっちゃいそうです。もしかしたら、かれはこの顔で重要なポストに昇り詰めているのかもしれません。にらみを利かせて何も言わなくても周りが気を使って仕事がどんどん進んでゆく様子が目に浮かびます。

怖い顔のかれひとりを画面に据えるのがあまりにもバツが悪いので、となりにマンドリンにあごを乗せている大学生の若者を追加してバランスをとりました。サッカー青年のように日に焼けているのですがマンドリンを弾いているようです。

明治神宮は古墳をイメージした森

ベストセラー作家の奥野宣行さん
ベストセラー作家の奥野宣之さん

ベストセラー作家と出版エージェントと編集者とのコラボレーションで生まれた「図書館超活用術」を事例に、出版企画の立て方講座が大阪で開催されました。奥野さんはべストセラー作品「情報は一冊のノートにまとめなさい」(Nanaブックス 32万部累計50万部)で知的生産術の再発見と定義で注目される堺市在住の人気作家です。

セミナー参加者はご自身の作品や著作のすでにある人やブロガーなど表現を実践しているひと、これから表現してそれを生業にしようというみなさんの集まりです。

講師と参加者との懇親会
懇親会の様子

奥野さんのデビュー作のテーマが「知的生産とノート」のご縁でしょうか、セミナーで隣の席だったみやさんはかわいいイラストとマインドマップ(木の根っこのような線とキーワードで記録する方法)で記録をとっています!

ファイナンシャルプランナーの荒木さんnoteというプラットフォームを使った金融資産運用ブログを執筆しています。

奈良市にお住まいの出雲さんは「いずパパCafe~旅と文具と~」で知的武装品としてのメモ帳、ノート、筆記具のノウハウを紹介しています。

あらためて「情報は一冊のノートにまとめなさい」を読み返していたら奥野さんのノートに書き込んだ事例に「書評:明治神宮は古墳をイメージした森」という一文が載っていました。

このブログで以前書いた奈良県の大神神社のご神体の三輪山、諏訪大社の御神体である守屋山、和歌山県の花窟神社(はなのいわやじんじゃ)、クスやシイなどの常緑広葉樹で覆われたなだらな稜線は古代の日本人にとって聖別される形だったのではという感覚がずっとあったのですが….

「明治神宮は古墳をイメージした森」でググってみたところ「森林ジャーナリストの思いつきブログ」に「本多静六と明治神宮」という記事を見つけました。

以下引用、「明治神宮を創設する際の鎮守の森づくりを依頼された本多は、期待された杉並木の荘厳な森を覆して、照葉樹林の森を企画する。仁徳天皇陵のような古墳に繁る森をイメージしたとされる。」

そういえば奥野さんのお住まいは仁徳天皇陵のある堺市。3年ほど前に訪れたとき御陵の鳥居の前でボランティアのおじさんが見学にきていたおとうさんと小学生のむすこに「民のかまど」の話をしていました。

仁徳天皇陵を鳥居のある正面からみると、そのなだらかな稜線が三輪山、守屋山とかさなる形であったのは単なる偶然ではないのだなあと確信するきっかけになったセミナーでした。