渋谷区桜丘町 凸凹凸凹-ルリロリ-

渋谷区桜丘町のさくら祭りの最終日。14:00からはアイドル祭り!

去年は雨時々曇りで肌寒かったのですが、今年は晴天、屋外のイベントにはぴったりです。

トップバッターは、ミリタリーゴスロリ衣装の凸凹凸凹-ルリロリ-。会場はとっても盛り上っていました。写真はNGなのでスケッチしちゃいました。

東京都新宿区 思い出横丁

フィールドワークで大切なのは定点観測です。新宿駅徒歩2分の思い出横丁は、インバウンド需要で大にぎわいです!

1年前は東アジアからの来街者が多かったのですが、最近は欧州から観光客が多くなっています。

以前の「思い出横丁」のフィールドワークの様子は、こちらをどうぞ。

路地裏、横丁の妖しさと魅力は万国共通です!なにか、ごちゃごちゃした狭いところには、時々行きたくなりますものね。

570兆円の公的不動産の活性化とアート

570兆円あると言われる、公共不動産を民間の力で活用しようと言うトークイベントでの一コマ。建築家やまちづくりの専門家が集まって自由な意見を交換しするイベントで毎月月末に開催。80名ほどの参加者で会場は熱気があります。

今回のゲストは堀江貴文さんです。堀江さんのトークは実にエネルギッシュでユニークな視点のものばかりで、才能と特異な経験とイベントや仲間集めの天才です。

ベントの参加者は、行政、企業、建築家、事業家やクリエイターなど「まちづくり」に関心のあるひとたちです。写真のセカイ ダイスケさんは、世界中を旅しながら表現するアーティストさんです。

今回のトークイベントを運営している渋谷区神宮前のTRUNKホテルの結婚式場でイラスト、スケッチなどの即興アート作品を提供、そのご縁で、このトークイベントにいらっしゃったのだそうです。シャガールのようなタッチの作風と着物とメガネがとても印象的でした。

世界農業遺産 白米千枚田 石川県輪島市

千葉県鴨川市の千枚田の田植えははゴールデンウイークごろですが、こちら能登半島、石川県輪島市の千枚田、今年は5月14日(日)でした。

世界農業遺産に指定されていますが、千枚田を管理している農家は1軒だけだそうです。11年前からボランティアの手によって田植えが行われています。

田植えの前に、戦国時代、上杉謙信の軍団を村人たちが鬼姿で太鼓をたたいて撃退したという伝説でしられる、御陣乗太鼓(ごじんじょうだいこ)の演奏が奉納されます(上の絵は前日輪島市のキリコ会館で演奏されときのスケッチです)。

一つの太鼓を5人の面をつけた男たちが激しく打ち鳴らすユニークな演奏です。

約20分の演奏の間、地元の女子高生たちがジャージに長靴すがたで待機しているようすは牧歌的です。企業や市民も参加しての田植えです。長野県の諏訪市から嫁いだというおばさんの親戚の子供たちも参加しています。

輪島市の女子中学生が早乙女に扮して、模範田植えをすると、それに続いてボランティアの人たちの田植となります。

うすいピンクのほっかむり、水色の手甲(てこう)と脚絆(きゃはん)と朱色のエプロン、早乙女姿は実によく千枚田の風景になじんでいました。

 

復興支援女子 岩手県大槌町 秋田県仙北市田沢湖 

今年で東日本大震災から6年目となります。様々なスタイルで復興支援に取り組んでいる女子3人の紹介です。左から、SAVE IWATEの絵梨さん、大槌町で刺し子で復興支援するプロジェクトの吉田真衣さん、岩手県盛岡市で商店街の活性化プロジェクト「時空(とき)の商店街」の店長菜津樹(なつき)さんです。

菜津樹さんのお住まいは秋田県の田沢湖のある仙北市。その田沢湖湖畔にある「山のはちみつ」屋さんは毎年「はちみつ祭り」を開催していて、お祭りのときはすごい来客だとか。この山のはちみつやさんは、はちみつの製造と販売もしています。

ところが、そこで扱うはちみつの産地はいろいろ。「観光客に人気のおみせだけれども、地元の品物ばかりでなくてもいいんだ」というのが最近の発見だとか。ご自身、店長をしているので魅力的なお店作りにいろいろなチャレンジをしているのでしょう。

ところで、田沢湖は伝説の美少女「辰子」が龍になった場所で美しさを求める女性の聖地だとか。湖面にたたずむ金色のたつこ像は有名です。

この像は、カトリックの信徒で彫刻家の舟越保武(ふなこしやすたけ)氏の作品で、昭和43年に除幕したと仙北市の観光案内に書いてあります。ライブカメラでいつでも会いにいけます

まだ、たつこ像を直接みたことはありませんが、船越氏の作品の「聖ベロニカ」のような清楚なたつこ姫と出会えるのでしょうね!

ちとふなで GO! 世田谷区千歳船橋

立川真司さんと山口ともかさん

小田急線千歳船橋駅前の広場では千歳船橋商店街のイベントをやっていました。先月11月の第二日曜日は北海道物産展で知床昆布の屋台や北方四島返還の署名を集めているブースが出店していました。

千歳船橋駅は知床旅情の作詞と歌で有名な森繁久弥さんが住んでいたのでそのご縁での恒例のイベントのようです。

今日はクリスマスシーズンにちなんで商店街のお店が出店してホットワインやソーセージ、ワッフル、居酒屋さんの肉豆腐を販売しています。

千歳船橋商店街のイベントで感心なのはその質の高さです。今日の出演者さんは乗り物声帯模写の立川真司さん(埼玉県所沢市小手指)と現役音楽講師モノマネ芸人の山口ともかさん(埼玉県三郷市)です(写真)。

特に立川さんの小田急線の構内アナウンスネタは地元のお父さんたちには大うけです。貨物列車の通過、ジェット機の離陸音、新幹線の電子ベルなどかなりマニアックな内容でしたが驚異的な名人芸でした。所沢の小手指に住んでらっしゃることから秩父鉄道、西武線などのイベントにも引っ張りだこです。

三郷市から出演の山口ともかさんは埼玉県飯能市の私立高校の現役音楽講師でタレントさんです。ステージ前には50人ほどの観客がいましたが彼女の名前を知っているひとは6人でした。でもネタは子連れのおとうさん、おかあさん世代に合わせた榊原郁恵ネタと、子供たちにも合わせたディズニーネタでバランスよく盛り上げていました!

 

 

 

荒川区 諏訪台通り

201611_suwadai日暮里駅と西日暮里の駅の西側にある高台は諏訪神社があることから諏訪台とよばれています。尾根道の諏訪台通りにそって神社やお寺が並びます。諏訪神社は谷中、日暮里の総鎮守です。この日は七五三の着物姿の家族が数組お参りしていました。

諏訪台にある富士見坂は最近まで富士山が見える都内でも数少ない住宅街の坂の一つでしたが、ビルが建ってしまったので今では見ることができません。

そんな尾根道を西日暮里から谷中に向かって歩いてい見つけたのが、昭和の香りする朽ちたアパートです。なぜか気になったのでスケッチしました。

ボールペン1本で下町の木造家屋を精密にスケッチすることで知られる酒井不二雄(故人)さんは、現場に何日も通い作品を仕上げることで空気感が伝えられるといっています。

何日も通って作品を仕上げることはできませんが、30分ぐらいのスケッチは、わずかな時間ですが自分だけの風景を独り占めできる楽しみです。夢中で描いているとあっという間に時間が過ぎてしまします。

千葉県鴨川市太海

img_1551千葉県鴨川市太海(ふとみ)は、今では高齢者ばかりの漁村ですが、大正から昭和の洋画家安井曾太郎が「風景画を志すならば、太海にゆきなさい」といったことから洋画家たちが足ししげく通った漁村です。小学校4年生のとき1年だけ住んでいましたが、そんなことまったく知りませんでした。

豊穣の海のことを「太海」というのだそうで、旧正月には浜辺でどんど焼きが行われます。小学校のときこの祭りに参加しました。11月なると神社に小学生と中学生が集まり子供たちだけで祭りの準備がすすめられます。小生もみそっかすとして山でササを刈り取りに行かせられます。学校が終わったあとにササ刈をして浜辺に集めておき、節分の日の前日に浜辺にササをくみ上げて火をつけます。やぐらを組むのと火をつけるのはたしか大人の仕事でした。

節分にあわせてヒイラギとメザシのお飾りも子供たちだけで夜な夜な神社に集まって作ります。節分の前日には村中にこのメザシを刺したヒイラギを500円で売っておこずかいを稼ぎます。稼ぎは駄菓子屋のお菓子に消えてしまいます。今となってはふしぎな思い出です。

歌舞伎座 こびき町広場

木挽町広場
木挽町広場

銀座四丁目の歌舞伎座の地下には不思議な空間が広がっています。朱色の巨大な柱の真ん中に歌舞伎座のおおきな提灯がぶら下がって、たくさんの屋台で華やかです。

芝居の始まる数十分間はひとひとひとで大賑わいです。小さな屋台が所狭しとお祭りの夜店のようにならんでいて老若男女が店をのぞいてひやかしたり、団子を試食したりと楽しそうです。

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あんみつやさんの看板娘

屋台をぶらつくとなにか甘いものを食べたくなります。ソフトクリームにあんみつ屋さんは席が足りなくなるぐらい人気です。ところが、芝居が始まるといままでのにぎやかさはどこえやら。人っ子一人いなくなり、広いこびき町広場は、しんと静まり返ります。静まり返った広場では屋台の合間をぬって後片付けする店員さんが手持無沙汰に掃除をしています。まるで、舞台のどんでん返しを見ているようでちょっと愉快です。

諏訪大社と御柱とアブラハム

201607下諏訪今年は奇祭諏訪大社の御柱(おんばしら)祭りの年です。こちらのスケッチは今年7月のもので、7年ぶりに下社春宮を参拝しました。下社春宮の御神体はイチイの木です。大きなしめ縄は出雲大社と同じです。オオクニヌシノミコトが出雲のクニを譲って諏訪にたどり着いたのですから当然です。

7年に一度、山から切り出された大木が崖を滑り下り、街の中を大勢の氏子さんたちに引っ張られて巡行する。とにかくどこから人がわいてくるのかと思うぐらいの人出になります。

御柱20160717こちらは下社秋宮の御柱。秋宮のご神体は杉の木です。20メートル近い大木が社の四隅に鎮座します。祭りのたびに亡くなるひとがいるといわれる荒っぽい祭りです。

諏訪湖の南に位置する上社のご神体は守屋(もりや)山(1,654m)というなだらかな山です。この上社の近くに代々上社の神職として奉職してきた守矢(もりや)家がありその敷地に資料館があります。上社では毎年「御頭祭」というシカの首を奉納する祭りがあります。その様子を再現したものが資料館に展示してあります。

柱と生贄と守屋山。モリヤ山、あるいはモリヤの地は旧約聖書でアブラハムがイサクを生贄に捧げた場所の名前です。モリヤはヘブライ語で「主が備えた場所」という意味です。

アブラハムは神の命令に従いイサクを生贄にしようと刃物を振りかざしたとき天使が顕れそれを止めます。アブラハムはイサクの代わりに茂みにいた雄羊を生贄にします。その後バール神に捧げる人身御供の習慣はなくなったといわれています。