横浜ルミネ

YokohamLumine
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日曜日の16時相鉄線鶴ヶ峰駅で下車した熟年夫婦。横浜ルミネの紙袋とフロアマップを持っています。ご主人は奥様の買い物のお付き合いだったのでしょう。奥さんのほうはフロアマップを見ながら楽しかった買い物の余韻に浸っているようです。

鶴ヶ峰駅の一日の乗降客数は56000人前後(2014年 wiki)。横浜や東京に通勤するひとたちのベッドタウンです。1990年代に32000人/日と乗車人数のピークを向かえ現在では27000人/日と1980年代の水準に戻ってしまっています。乗車人数と降車人数がほぼ同じ駅ということは周辺に住んできる人たちだけが利用している駅ということになります。

どこかで似たような形のグラフを見たなと思って駅周辺の地価公示価格の経年変化グラフを見てみると、思ったとおり同じような形をしています。ちょうど90年代初頭のバブルのときにピーク、その後ゆっくりと下がって現在では1980年代初頭と近い水準になっています。

この夫婦のお子さんたちもすでに成人して横浜駅周辺か、都心の交通の便のよいところに住んでいるのかもしれません。このように残された両親だけの世帯を”Empty nest”「巣立ったあとの巣」と形容することがあります。郊外の戸建てマイホーム住宅地で最近顕著にみられるようになった現象です。