渋谷道玄坂にのこる昭和の風景

渋谷道玄坂の風景
渋谷道玄坂の風景

いま渋谷の駅周辺はものすごい勢いで開発されています。49年続いた東急プラザざ解体されすっかり空が広くなった渋谷道元坂界隈。なにも建物がなくなった大都市というのはなんだかとってもうれしくなってしまいます!

6台の巨大ユンボがまるで生き物のようにせっせとビルを解体し、その様子を歩道橋からめずらしそうに通行人や外国からの観光客が眺めていたのはつい先日のことです。

ところで、きょうの風景は道玄坂の飲食街にモダンなビルの谷間に忘れられたようにひっそりと立つモルタルの2階建ての家です。数年おきに店が入れ替わる変化の激しい場所ですが、なぜかこの家はそのままです。

2020年に向けて更地になった東急プラザ跡地には巨大なガラス張りのビルが立つ予定です。いまとはすっかり違った景色となっているのでしょう。この昭和がカプセルに閉じ込められたような風景はそのときまで残っているのでしょうかちょっと気になります。