京都宇治市 近鉄小倉駅 「繁の」

京都宇治市 繁の看板むすめ
京都宇治市 「繁の」の女将さん

近鉄小倉駅(京都府宇治市)西口は住宅地なのに小さな居酒屋が沢山集まっています。任天堂の工場が近くにあるからとか、なにか理由があるようなんですがよくわかりません。

趣味で宇治市の郊外でレモンを栽培しているタクシーの運ちゃん曰く、宇治の平等院は世界遺産なのに周辺には飲み屋街がなく、泊まっているお客さんに飲み屋街を案内するなら小倉駅西口の飲み屋街だよ!ということでさっそく探検です。

飲み屋街といってもまわりは住宅街。大きな会社や工場があるわけではないので静かです。立ち飲みの「繁の」に入ってみるとお客さんはひとりだけです。ところが、6時をすぎたころから常連さんが次々とやってきてあっという間に満席です。

常連さん
常連さんたち

女将さんの似顔絵を皮切りにみんさんの似顔絵を描かせていただきました。なんとも不思議でアットホームな居酒屋さんです。調子に乗って似顔絵を描いていたらたらふくお酒をご馳走になってしまいその後の記憶がありません(^^;)

 

東京タワーもインバウンドでにぎやかです

20160414_TokyoTower東京タワーの周辺は仕事でよく出かけるところですが、あらためて平日東京タワーを訪れてみるとちょっと不思議な気分になります。

たしか5年ほど前は東アジア圏の観光客と、日本人中学生の就学旅行生が目につきました。今日行ってみると国も地域も様々で、東アジアからの観光客はほとんどいません。欧州、東欧からの観光客が団体バスで来ています。

こちらのスケッチは1Fのフードコートの様子で、近所のママ友、手前のテーブルでは遊戯王のカードゲームに興じる高校生、一番奥の男女は白人の男性と日本人の女性のカップルです。

平日午後のフードコートはなんだか郊外のショッピングモールのゆるい空気に似ていてイイ感じです。

人生初めて自分自身の似顔絵を描いてもらったのは小学校に入る前の夏、はじめて行った東京タワーでのこと。45年以上前のことでした。

当時あった蝋人形館(2013年閉館)は脈絡のない展示で、意味もなく怖い拷問と、すこしいびつな白雪姫や、なで肩のロックスターなどが置いてあって、どこかの温泉街にある見世物小屋のようなキッチュな場所でした。

いまでは、カフェやおしゃれな屋外ジンギスカンの食べ放題、ワンピースのアトラクションなど、おとなからこどもまで楽しめる、かなりマトモな観光施設になっています。

北千住 「永見」の先輩と後輩

201603_北千住3

北千住界隈は平日の5時から飲み屋がにぎやかです。千住の永見もそんな居酒屋です。相席になったお二人さんは日本の加工食品業界を支える先輩と後輩のお二人です。

ツーショットのスケッチは先輩思いの後輩くんに差し上げましたので、後輩を気遣う先輩にはご本人のポートレートを差し上げました。

201603_北千住4

ところで、お店は壁一面に千社札が所狭しと貼ってあります。はげ頭の先代のご主人が神輿をかつでいる写真もあります。ちゃきちゃきの江戸っ子って感じの今は亡き先代の写真です。

フロアの熟年のおねえさまたちもちゃきちゃきと切れのいい動きでお酒や料理を運んできます。看板娘のおねさまたちもスケッチもしたのですが控えを撮らずご本人にさしあげてしまったので、残念ながらブログにアップすることができません(^^;)。

妹は得意げに鼻をふくらませています

201602姉妹電車に乗っているとどうしても目の前に座っている親子を観察してしまします。どうやら、スマホはひとり一台の時代に突入したようです。

真ん中の妹君は得意にゲームの画面をクリヤしています。お姉ちゃんはちょっと飽きてきて妹のスマホの画面をのぞき込んでいます。おそろいの色のジャケットとシャツを着ています。ジャケットの色は昨年流行したミリタリーグリーンです。

おかあさんは画面を食い入るようにみていて、とても楽しそうです。二人の子供達にはまったく関せずです。お姉ちゃんが覗き込むたびに妹君は鼻の穴をひろげながらますます得意になっていきます。

戦うエージェントたち

201601_マトリックス一心不乱にかれらは戦っています。目の前の彼女は迷彩柄のズボンに黒いコート。まるで映画マトリックスのようです。リプトンの500mlパックをわきに挟んでいます。秘密のオペレーションはどうやらiPad上で出てくる敵をなぎ倒すことのようです。うしろのおじさんはぷよぷよで戦っていました。こうして世界の平和は守られているのかと心強く思った次第です。

香港・くらげ・鉄道模型

20160122_HongKong

金曜日夜の渋谷道玄坂は給料日前というのににぎやかでした。いつも使う居酒屋さんが満席なので、串焼き処渡来屋さんで打ち上げをしていたら、隣の席のひとたちは香港からのお客さんです。手前のかれは日本語が上手です。旅の思い出にスケッチしました。最近の旅行者は日本語が上手なひとが増えました。以前だと日本に来るひとはオタクが多かったのですが…

20160122_Hasesutaそのあといつものハセスタさんにおじゃまするとカウンターに立っていたのはあんなちゃんと愛子さんです。あんなちゃんはクラゲがすきだそうで、クラゲにのったイラストを描いたり、カウンターの常連さんもあんなちゃんをいじります。きたろうが好きかどうか聞いています。みなさんをクラゲを添えて水中のなかのように描きました。お気に入りのクラゲの写真もみせてもらいました。どうもクラゲオタクのようです。

20160122_きたろうついでにもう一軒です。たまたま入ったのか、わざわざ行ったのかなぞですが、Nゲージが店内を走る鉄道オタクの集うバー銀座パノラマです。「オタク」はそのみちを極めた人たちです。ここでも美女が男の子たちを魅了しています。700系新幹線と在来線が目の前を通過してゆきます。

バー銀座パノラマ
バー銀座パノラマ

渋谷道玄坂はほんと楽しいところです。おえかきオタク向けのバーがあったらいいなーと思った次第です。

 

みんなマスクしています

20160111_インフルエンザなんだか暖冬だとブログに書いた数日後には寒波です。インフルエンザの大流行も心配されるとか。

寒暖の差が激しくなると体調を崩すひとも増えます。きょうのスケッチは右側のイケメンくんを書いていたら真ん中のおにいさんが来て、それから左のおじさんが座ってきました。気づいたら3人ともマスクをしていました。

去年は寒かった?

御岳山ケーブルカーを待つひとたち
御岳山ケーブルカーを待つひとたち

ならんでいる人たちを見ていると飽きません。たまたま居合わせたたげなのでしょうけれど、同じ空間と時間をしばしの間共有することになります。

こちらは、東京都の御岳山のケーブルカーを待つ人たちの様です。ワンちゃんを連れているひともいます。このブログのバナーにもなっている絵です。このとき参拝した御岳神社の参道にあるおそばやさんのおばあちゃんをスケッチしています。

新春の社内
新春の社内

こちらは新春の電車の社内。昨年の一月のスケッチです。あったかそうな手袋をしています。今年は暖冬で手袋がいらない日が続きます。去年は寒かったんですねえ。

庄太郎が得意げに女をつれている

美女

夏目漱石の夢十夜はとても魅力的な短編集です。第八夜の床屋のはなしはお気に入りです。散髪椅子に腰掛けた主人公が鏡に映る通りの様子を描写したおはなしです。

「庄太郎が女を連れて通る。庄太郎はいつの間にかパナマの帽子を買ってかぶっている。女もいつの間にこしらえたものやら。ちょっと解らない。双方とも得意のようであった。よく女の顔を見ようと思ううちに通り過ぎてしまった。」

美女2どんな女性だったか気になりますが、この庄太郎の趣味が第十夜で紹介されています。

 

「庄太郎は町内一の好男子こうだんしで、至極しごく善良な正直者である。ただ一つの道楽がある。パナマの帽子をかぶって、夕方になると水菓子屋みずがしやの店先へ腰をかけて、往来おうらいの女の顔を眺めている。そうしてしきりに感心している。そのほかにはこれと云うほどの特色もない。」

美女3共感する趣味です。今日のスケッチはとくに意味はありませんが、しきりに関心した結果のものです。。。

 

 

 

クリスマスチキンと太陽神

今年のクリスマスチキンはグレービーソースと3日もレモンを詰め込んで下ごしらえをした霧島鶏がとてもいい感じに仕上がりました。デザートの手作りジンジャーブレッドもしっとりとしてよい出来です。

日本では明日の25日を境にお正月の装いに早代わりですが、キリスト教の国々ではクリスマスツリーはお正月の門松のように新年まで飾っています。

冬至の日を境に昼間の時間がだんだんと長くなります。冬至は太陽の復活、命の再生を祝うもので古代に人々にとってはマツもモミの木も常緑樹は春(生命)を象徴するもです。クリスマスとお正月をつづけてお祝いすることになんの矛盾もありません!

ところで、冬至の日は伊勢神宮内宮(いせじんぐうないぐう)にある宇治橋の大鳥居の真ん中から朝日が昇ります(YouTubeでの映像はこちら)。伊勢神宮のご祭神はアマテラスオオミカミつまり太陽神です。

古代エジプトのファラオが建立したアブシンベル神殿も冬至の日に神殿の一番奥のラムセス二世の顔を照らすように設計されています。ラムセスとは「ラー(太陽神)から生まれしもの」という意味です。

エジプトでは古代の神殿は観光地となってしまいましたが、日本の古代からつづく聖地は観光地だけではなく神事が絶え間なく行われる生きた「場」だということは外国のひとに自慢できるおはなしです。