大変な時代となりました

20160603_Jingu英国の国民投票でEUからの離脱が確定しました。一国の運命がある方向に舵がきられるその瞬間というのがあるのだなと感慨深いものがあります。移民問題などがEU離脱の原因と言われています。

こちらのお三方はイギリス、フランス、ドイツからの若者です。神宮球場で一緒にヤクルトvs.オリックス戦を観戦しました。このときはまさか英国がEUから離脱とはだれも想像していませんでした。

一昨年実施されたスコットランドの住民投票では僅差で残留派が勝利し現状維持のムードがありましたが、また分離独立派の勢いが増しています。スコットランドはフランスとのつながりが強く、ドイツ系のイングランド王室とは常に確執があります。

以前世界遺産のエジンバラ城でスコットランドの三種の神器を見たことがあります。15cから16cにかけてのスコットランド王室の宝物です。王冠、剣、王笏(おうしゃく)の3種です。イングランドと連合王国となる際封印され隠されていたものが19cに人気作家のウオルター・スコット卿により再発見されたと解説がありました。

はじめてイギリスの古都ヨークに行ったときローマ人が作った城壁をそのあと来たバイキングが再利用し、さらにアングロ・サクソン人が侵入し壁を改造して築城した史跡巡りをしたことがあります。石畳の街をぶらぶらしながら異民族の侵略が結構頻繁にあったことに驚かされたものです。

日本と同じ島国といっても欧州大陸とは英仏海峡トンネルでつながっています。大陸で起きた騒乱はすぐブリテン島に伝播します。そういえばドーバー海峡は泳いで渡ることができますが、さすがに玄界灘は泳いでは渡れませんものね。