富山の話題

夕闇迫る赤沢岳
夕闇迫る赤沢岳

スケッチの山は北アルプス後立山連邦の赤沢岳です。夏のスケッチですからおそらく今は銀世界でしょう。黒部ダムの平ノ渡小屋からのながめです。

富山の市電
富山の市電

昨年は北陸新幹線が開通。富山市役所の人曰く「北陸は東海道に遅れること50年!」というのはまんざらうそではないように感じます。こちらのスケッチは富山駅構内に接続している市電です。富山新幹線の駅と旧市街地をつないでいます。めんどくさいときは歩いたほうが速いかなっていう気持ちになってしまうぐらいのんびりしています。

 

天狗ノ頭より奥穂高を望む

天狗岳より奥穂高を望む
天狗岳より奥穂高を望む

山の上で梅雨が明ける瞬間に遭遇したことがあります。10年ほど前の7月下旬、噴気をあげている焼岳(やけだけ)から穂高岳(ほたかだけ)を目指して雨のなか尾根を歩いていると突然目の前の霧が晴れて巨大な岩の塊が現れました。奥穂高岳(3190m)です。

梅雨前線のなまぬるい空気の塊が目の前を通り過ぎ、それまで霧で真っ白だった景色が突然晴れ渡り視界が開けます。いきなり現れた山容の神々しさにドキドキしながらスケッチしました。

水性のフェルトペンがいい感じににじんで梅雨明けの空気感をかもしだしています。じつはこの水性ペン登山道に新品の状態で落ちていたものを拝借しています。どなたか落としたのかわかりませんが、おかげさまでとても思い出深い作品となりました。