荒川区 諏訪台通り

201611_suwadai日暮里駅と西日暮里の駅の西側にある高台は諏訪神社があることから諏訪台とよばれています。尾根道の諏訪台通りにそって神社やお寺が並びます。諏訪神社は谷中、日暮里の総鎮守です。この日は七五三の着物姿の家族が数組お参りしていました。

諏訪台にある富士見坂は最近まで富士山が見える都内でも数少ない住宅街の坂の一つでしたが、ビルが建ってしまったので今では見ることができません。

そんな尾根道を西日暮里から谷中に向かって歩いてい見つけたのが、昭和の香りする朽ちたアパートです。なぜか気になったのでスケッチしました。

ボールペン1本で下町の木造家屋を精密にスケッチすることで知られる酒井不二雄(故人)さんは、現場に何日も通い作品を仕上げることで空気感が伝えられるといっています。

何日も通って作品を仕上げることはできませんが、30分ぐらいのスケッチは、わずかな時間ですが自分だけの風景を独り占めできる楽しみです。夢中で描いているとあっという間に時間が過ぎてしまします。