空港に向かう電車は楽しい

羽田空港に向かう京浜急行
羽田空港に向かう京浜急行

羽田空港にふたたび国際線が乗り入れするようになってから18年目になります。京浜急行の羽田空港行きに乗ると国際線と国内線に向かうそれぞれ違った趣のひとたちを目撃します。だれがどこにゆくのか勝手にひとりトトカルチョです。

一番左の女性はブランドのバックとパリ、アムステルダムなど行った先々のステッカーが皮製のスーツケースに貼ってあります。なかなかのコートの着こなし、化粧もバッチリきまっています。国際線に乗るに違いありません。彼女のことはここでは「ブランドさん」とよぶことにしましょう。右端の体格のいい女性はシンプルな服装ですし荷物も少ないのでたぶん国内旅行でしょう。ピンク色のダウンを着ているので「ピンクさん」としましょう。

真ん中の女性は機能的なシルバーのスーツケースと手提げカバンを持っています。コーディネイトしたのか銀色の毛皮を着ています。もじゃもじゃしているので「もじゃもじゃさん」とします。しばらくするとノートPCを取り出してなにやら仕事を始めます。ビジネス旅行なれした感じがします。この女性は国際線に乗るに違いありません。

しばらくすると京急線は、羽田空港国際線ターミナル駅に到着します。ここで降りたのは意外にも一番右の「ピンクさん」でした。真ん中の「もじゃもじゃさん」も降りましたのでここは予想通りです。最後に次の国内線ターミナルで降りたのは「ブランドさん」でした。残念ながら勝率は2勝1敗です。うーんまだまだ人間観察の修行を積まなければなりません。

道玄坂でダンナあそび

201602道玄坂だんな道玄坂のバーで出会ったいきなダンナは自分の誕生日をお祝いするのに美女をつれての豪遊です。カウンターの向こうにも美女が!?

201602道玄坂Hasesuta2さらにイケメンがカクテルをサーブしてくれます。かれは雑誌のモデルの仕事をしているそうです。

201602道玄坂HasesutaHiroshi絵にしてみて気づいたのですが、まるでディズニーのアニメに出てくる王子様のように見えます。カウンターに座ってお絵かきをしていると時間があっという間にすぎてゆきます。

錦糸町は未来世紀ブラジル

バングラデシュ出身のラフィさん
バングラデシュ出身のラフィさん

つい数年前まで錦糸町はブラジル人が多い街と思っていたのですが、どうも違うようです。駅前の横丁の立ち飲み屋は中華系の店員が切り盛りしていますし、丸井の裏手の飲み屋街の呼び込みのお兄さんたちは多国籍です。日本のグローバル化を目の当たりにします。

つぎからつぎへとポン引きのお兄さんが「ウクライナ、ロシアン…」といいながら近づいてきます。今日探しているのは庶民的な居酒屋です。積極的にアプローチしてくるバングラデシュ出身のラフィさんにどこか庶民的な居酒屋ないのか聞いたところ紹介してくれたのがこちらのお店錦糸町の「馬力」というお店です。

錦糸町 「馬力」
錦糸町 「馬力」

店の中はとにかくにぎやかです。一升瓶のケースを腰掛にしたなんとも庶民的ですが、近くの場外馬券場に行く前にここでいっぱいひっかけてゆくと運気があがるのだとか… 「馬力」というオリジナルのお酒は静岡県浜松で作っていました。

20160301_錦糸町馬力2

店内スケッチを後姿でモデルになってもらった紳士に差し上げて記念撮影です。スケッチではすてきな女性が前に座っています。うーんしぶいお店を紹介してもらいました。ブラジル人街と思っていたら多国籍な飲み屋街になっていました。

 

大人のハンバーグと59人の水着のおねえさん

大人のハンバーグ渋谷支店の看板娘
大人のハンバーグ渋谷支店の看板娘

午前中、散髪してもらいながら床屋のおねえさんと時々「肉」が食べたくなるとの話題からインスパイヤーされてお昼は渋谷の「大人のハンバーグ」渋谷店へ。東急本店近くにあるハンバーグ屋さんで田町が本店、下北沢、池袋にお店があります。

最近渋谷界隈にはハンバーグやステーキなどがっつり肉を食べさせてくれるお店が増えてきているようです。溶岩のプレートに乗せてハンバーグがサーブされます。ナイフやフォークを使わずお箸でいただくスタイルはいまどき風です。若いカップルでお店はにぎわっていました。

桑沢デザイン研究所 白根ゆたんぽゼミ生の発表
桑沢デザイン研究所 白根ゆたんぽゼミの石垣さん

昼食を食べたあとは、T君の通っている桑沢デザイン研究所の卒業生展示会をのぞいてきました。そのまま製品化できそうな作品が展示してあり、製作者とチャットするのはなかなか興味がつきません。

イラストレーター白根ゆたんぽゼミの石垣さんの作品は、59Girls!!!という水着すがたのおねえさまたちがいろいろなポーズで印刷されたTシャツや下着、マグカップなどです。

タナカカツキ(コップのふちこさん)+江口寿史(ストップひばりくん)+あだち充(タッチ)さいごに3で割ったような楽しそうなおねえさまたちのイラスト、うんこれはすぐにでも需要がありそうです。

 

妹は得意げに鼻をふくらませています

201602姉妹電車に乗っているとどうしても目の前に座っている親子を観察してしまします。どうやら、スマホはひとり一台の時代に突入したようです。

真ん中の妹君は得意にゲームの画面をクリヤしています。お姉ちゃんはちょっと飽きてきて妹のスマホの画面をのぞき込んでいます。おそろいの色のジャケットとシャツを着ています。ジャケットの色は昨年流行したミリタリーグリーンです。

おかあさんは画面を食い入るようにみていて、とても楽しそうです。二人の子供達にはまったく関せずです。お姉ちゃんが覗き込むたびに妹君は鼻の穴をひろげながらますます得意になっていきます。

新宿思いで横丁 台湾・川越加油!

2代目看板娘篠笛
2代目看板娘志の笛

新宿駅徒歩1分、思い出横丁はインバウンドで大変なことになっています。昭和にタイムスリップしたような横丁で日本人の女将さん一筋65年の志の笛(しのぶえ)は酒場放浪記の吉田類さんが時々寄るお店、店の名前の由来は創業者が祭り好きだったことからぴーひゃらと「志の笛」という名前がついたのだそうです。

入り口には2代目の女将の娘さんが書いた「マナーを守らない人はお断り」の注意書きを確認にてからでないと入れません。厳しい掟のあるお店ですがいごこちはとってもいいところです。新宿は一見相手のテキトーな店が多い中しっかりしていてまた来たくなるお店です。

台湾加油!
台湾加油!

歩いて10秒のところにの2軒目のお店に入ると台湾からのお客さんと遭遇しました。章さんと呉さんです。日本語上手です。章さんのお母さんは日本人だそうです。日本と台湾の秘密をちょっと話ししてしまいました。

20160130思いで横丁川越からしばらくするとどやどやと4人のお客さんです。埼玉県川越市からお越しの団体さんです。結婚式の2次会の帰りです。小生も川越で少年時代をすごしました。「おっぺす」とか地元の人しかわからない話題で盛り上がりました。

隣の竹内さん
隣の竹内さん

竹内さんはこの界隈の常連さん。竹内さんも実は埼玉県の出身です。台湾の若者に日本統治時代の話をしていました。新宿「思いで横丁」は縁日のように混んでいます!平日より休日のほうが混んでいるそですから完全に観光地化しています。

今日のフィールドワークは台湾と川越が新宿で遭遇する様子を観察することができました。ちなみに「加油」とは台湾のことばで「がんばれ」という意味です。

戦うエージェントたち

201601_マトリックス一心不乱にかれらは戦っています。目の前の彼女は迷彩柄のズボンに黒いコート。まるで映画マトリックスのようです。リプトンの500mlパックをわきに挟んでいます。秘密のオペレーションはどうやらiPad上で出てくる敵をなぎ倒すことのようです。うしろのおじさんはぷよぷよで戦っていました。こうして世界の平和は守られているのかと心強く思った次第です。

香港・くらげ・鉄道模型

20160122_HongKong

金曜日夜の渋谷道玄坂は給料日前というのににぎやかでした。いつも使う居酒屋さんが満席なので、串焼き処渡来屋さんで打ち上げをしていたら、隣の席のひとたちは香港からのお客さんです。手前のかれは日本語が上手です。旅の思い出にスケッチしました。最近の旅行者は日本語が上手なひとが増えました。以前だと日本に来るひとはオタクが多かったのですが…

20160122_Hasesutaそのあといつものハセスタさんにおじゃまするとカウンターに立っていたのはあんなちゃんと愛子さんです。あんなちゃんはクラゲがすきだそうで、クラゲにのったイラストを描いたり、カウンターの常連さんもあんなちゃんをいじります。きたろうが好きかどうか聞いています。みなさんをクラゲを添えて水中のなかのように描きました。お気に入りのクラゲの写真もみせてもらいました。どうもクラゲオタクのようです。

20160122_きたろうついでにもう一軒です。たまたま入ったのか、わざわざ行ったのかなぞですが、Nゲージが店内を走る鉄道オタクの集うバー銀座パノラマです。「オタク」はそのみちを極めた人たちです。ここでも美女が男の子たちを魅了しています。700系新幹線と在来線が目の前を通過してゆきます。

バー銀座パノラマ
バー銀座パノラマ

渋谷道玄坂はほんと楽しいところです。おえかきオタク向けのバーがあったらいいなーと思った次第です。

 

札幌 狸小路 酒と肴と炉辺とマルコ

看板娘いっちゃん
看板娘いっちゃん

乾いた雪を踏みしめて、狸小路のアーケードが途切れても、そのままずんずん進んでゆくと二条市場にぶつかります。真っ暗な市場は昼間はにぎやかですが夜になるとひっそりとします。

そんな市場の片隅にマルコはあります。小さな窓から中をのぞいてみると、かわいいひとがカウンターの向こうにいるではありませんか!

看板娘のいっちゃんの笑顔にほだされてお店に入ったら、狭いこと!うなぎの寝床のような細長い店内はカップルと会社の集まりのグループがいます。とりあえずカウンターに腰掛けます。

20160114_Sapporo_3しばらくするとベレー帽をかぶったきょうすけさんが隣にすわります。いっちゃんとはおなじみさんのようです。彼もいっちゃん目当てです。いいかんじでいっちゃんがきょうすけさんをいじります。

きょうすけさんの本業は芸術家でカフェなどの内装やオブジェを製作しています。どうやらアートで革命を起こそうとしているようです。

20160114_Sapporo_4狭い店内をいそがしく食事を運ぶのはゆうかちゃんです。ハムスターのようのまめまめしく動きます。奥のほうのカウンターにはラブラブカップルがいます。関西出身のおふたりは最近北海道に引っ越してきたのだとか(たぶん…よっぱらっていたので記憶があやしいので間違っていたらゴメンナサイ)

20160114_Sapporo_5二条市場内のれん横丁1階というのがこのマルコの住所ですが、来ているお客さんもすてきで、とっても魅力的なお店でした。住所:北海道札幌市中央区南3条東1丁目 二条市場内 のれん横丁1階

 

 

去年は寒かった?

御岳山ケーブルカーを待つひとたち
御岳山ケーブルカーを待つひとたち

ならんでいる人たちを見ていると飽きません。たまたま居合わせたたげなのでしょうけれど、同じ空間と時間をしばしの間共有することになります。

こちらは、東京都の御岳山のケーブルカーを待つ人たちの様です。ワンちゃんを連れているひともいます。このブログのバナーにもなっている絵です。このとき参拝した御岳神社の参道にあるおそばやさんのおばあちゃんをスケッチしています。

新春の社内
新春の社内

こちらは新春の電車の社内。昨年の一月のスケッチです。あったかそうな手袋をしています。今年は暖冬で手袋がいらない日が続きます。去年は寒かったんですねえ。