クリスマスチキンと太陽神

今年のクリスマスチキンはグレービーソースと3日もレモンを詰め込んで下ごしらえをした霧島鶏がとてもいい感じに仕上がりました。デザートの手作りジンジャーブレッドもしっとりとしてよい出来です。

日本では明日の25日を境にお正月の装いに早代わりですが、キリスト教の国々ではクリスマスツリーはお正月の門松のように新年まで飾っています。

冬至の日を境に昼間の時間がだんだんと長くなります。冬至は太陽の復活、命の再生を祝うもので古代に人々にとってはマツもモミの木も常緑樹は春(生命)を象徴するもです。クリスマスとお正月をつづけてお祝いすることになんの矛盾もありません!

ところで、冬至の日は伊勢神宮内宮(いせじんぐうないぐう)にある宇治橋の大鳥居の真ん中から朝日が昇ります(YouTubeでの映像はこちら)。伊勢神宮のご祭神はアマテラスオオミカミつまり太陽神です。

古代エジプトのファラオが建立したアブシンベル神殿も冬至の日に神殿の一番奥のラムセス二世の顔を照らすように設計されています。ラムセスとは「ラー(太陽神)から生まれしもの」という意味です。

エジプトでは古代の神殿は観光地となってしまいましたが、日本の古代からつづく聖地は観光地だけではなく神事が絶え間なく行われる生きた「場」だということは外国のひとに自慢できるおはなしです。