大好きなYouTuber で画家の小木曽先生が「上手い絵と、良い絵」の違いについて解説しています。
絵画の好きな人には、とっても参考になるお話です。ちょこっと感想です。
小木曽先生の定義によると、
上手い絵とは、AIで描いたような絵。上手いけど、唯一無二ではない。記憶に残らない。
良い絵とは、記憶に残る、世界で一つしかない、そして何より作者自身の想いと意図がしっかりと表現された絵である、と定義していました。
上手い絵と良い絵の違いをAIの生成した絵と指摘しているのは言い得て妙です。
CGで大量生産される、パース図や都市景観図も記憶に残りません。
なるほど、上手い絵と良い絵の視点は、絵を描く人にとっても、鑑賞する人にっとても興味深いテーマです。
以前、印象派のコレクションが豊富な箱根のPOLA美術館で、モネの「ヴァランジュヴィルの風景」を観たことがあります。
数本の灌木の向こうにノルマンディーの海岸線が伸びる風景画です。
実際の作品の前に立ってみてびっくりしました。
画家はノルマンディーの海岸線にイーゼル立てて、お!以前見た浮世絵のように木をここに配置して、この配色にすれば、ふふふ、今までにない表現になるぞ…そうだ、ワシの描きたかった世界はこれだこれ…
と、ぶつぶついいながが描いたかどうかはわかりませんが、ワクワクしながらキャンバスに向かった様子が伝わってきます。
キャンバスからオーラが溢れ出てくるんです。写真にはない、キャンバスと油絵具の凹凸を目の前にした時だけに感じられるモノです。
絵葉書を買って家で眺めてみても、なんか、なんと言うか、あまり感じるものがありません。不思議です。良い絵ってこういう絵を言うのかなと思いました。
ところで、良い絵の定義をもう一つ自分なりに追加すれば、それは「想像力を刺激される」絵ではないかと思っています。
そんな風景って、ノルマディーまでゆかなくても、日常の風景の中にも見つけることができます。
今日の絵は今年の5月に描いたものです。タケノコがお茶畑の端っこににょっきと伸びていました。
お茶畑とタケノコ。これだけ大きくなったタケノコは料理には使えませんし、邪魔になります。畑の持ち主は、タケノコの傍若無人ぶりにどうも寛容なようです。
でも、いづれは伐採されてしまうでしょうから、こっそり楽しくスケッチさせてもらいました。春の日差しに立派になったタケノコが神々しく見えました。

作画の様子はこちらからご覧ください。

