秩父神社の表参道は、昭和レトロな空間でいっぱいです。池袋から、新型特急ラビューで懐かしい世界に飛び込めます。
西武秩父駅も数年前改装されて、温浴施設やお土産物屋さんとフードコートが充実したので楽しい場所になりましたが、いま、秩父神社の表参道がどんどんと魅力的になっています。
神社に通じる500mほどの通りは、昭和の雰囲気を醸し出す建物や、古民家カフェ、宿泊施設の開発が盛んです。
秩父の魅力に初めて触れたのが小学校の時の三峰神社の林間学校に始まります。高校生の時は、地誌学にハマって長瀞の自然史博物館に通ったり、美術の授業で油絵道具を持って武甲山のスケッチ旅行。
大学時代は両神山、甲武信岳の登山を楽しみ、子どもが小さい時は、蒸気機関車のパレオ号にお世話になりました。
最近はアニメの「この花の名前を僕たちはまだ知らない」など、地質時代からアニメまで魅力的なコンテンツで一杯です。
台風が近づいてきていて、どうも天気もパッとしません。やや蒸し暑い秩父神社の表参道で、人もまばらです。
今日のターゲットは、元タバコ屋さんの建物です。複雑な窓枠の意匠が魅力的です。
でも、雨も心配です。アクリルガッシュは描くのに時間がかかります。どうしましょう。
そこで、今日は水ににじまない顔料インクの筆ペンで下書きを描き、透明水彩で色をつけることにしました。
複雑な構造物を描く時や、スピーディに作業が進めたい時には、インクと水彩が最強の組み合わせになります。
タバコ屋さんの反対側の建っているお肉屋さんの軒先をお借りしてスケッチのスタートです。
やはり途中雨が降り出し、画用紙にシミをつけます。でも、こんなハプニングも屋外スケッチの楽しみです。
だんだんと日が傾き、夕方の買い物に来た近所のおばちゃんも絵を覗き込みながら、話しかけてきます。
作画中のコミュニケーションも屋外スケッチを思い出深いものにしてくれますし、絵に物語と臨場感をを添えてくれることもあります。
さて、いよいよ雨が本格的に降り出したので、作業を終了して、帰り支度です。

最後に、店の軒下をお借りしていたお肉屋さんのみなさんの似顔絵を筆ペンと水彩で、お礼に描かせていただいて、撤収です。いろんな出会いのあった楽しい秩父路の1日でした。


