埼玉県の緑豊かな名栗の地。清流のほとりに佇む「古民家ひらぬま」は、明治の息吹を今に伝える埼玉県と飯能市指定の景観重要建造物です。

心地よい風が吹き抜けるカフェの二階からは、対岸の山頂に鎮座する巨大な観音菩薩像が、静かに里を見守っています。なぜ、この地に観音様が?
時は江戸時代、この地を治めたのは、豊臣秀吉の医師を務めた人を祖とする平沼一族。木材の供給地として発展した名栗で、山林地主としての礎を築きました。
明治に生まれた十一代目当主・平沼彌太郎は、林業のみならず、地域経済の危機を救うべく金融業でも手腕を発揮。経営難の銀行を、自ら彫った大黒天像の力も借りて再建したという逸話も残っています。
多忙な日々を送る中、彌太郎は亡き母の観音信仰を受け継ぎ、自らノミを握り観音像を彫ることを決意します。
そして、30年の歳月をかけ10万坪の山林を整備し、人々の安寧を願う白雲山鳥居観音を開山。遠く天竺を目指した三蔵法師の遺骨を祀る塔も建立されました。
江戸から明治にかけての山林地主は、単なる木材業者ではありませんでした。インフラ整備から流通、金融まで、地域の発展を担う総合プロデューサーでした。
時代の流れと共に林業が衰退し、過疎化が進む中、平沼家は新たな道を探ります。
林業で築いた財産を地域に還元するため、現在の鳥居観光が設立され、鳥居観音、古民家カフェ、キャンプ場の運営を通して、この地の魅力を発信しています。
そして今、「古民家ひらぬま」で人気を集めているのが、地元産の牛乳で作られたジェラート。キャンプ場でバーベキューと川遊びに疲れたらジェラートが楽しめる素敵な場所です。
YouTube動画はこちらから。
#古民家ひらぬま #鳥居観音 #名栗 #飯能 #埼玉観光 #ジェラート #平沼彌太郎 #観音菩薩 #歴史 #カフェ

